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留学相談体験

留学相談 留学初心者でも大丈夫?

菊地:いま、3年生……ということは、就活中ですね?

松本:はい、そうです。

菊地:専攻が音響デザインなら、将来は音楽関係の仕事が希望ですか?

松本:そうですね……でも、一般企業も含めて、何かしらに行かせたらそれでいいかな、と。音楽は趣味でも続けることができますから。

(しばらく音楽や就活の話が続く)

菊地:ところで、留学は未経験とのことですが、この国に行ってみたいなど、希望はありますか?

松本:アメリカ!(即答)ボストンのバークリー音楽大学が憧れです。でも、英語力や費用の面でハードルが高すぎるので、自分にはとても無理だなあと。

菊地:なるほど、世界的な名門校ですね。確かに、今すぐ行くのは無理があるかもしれません。でも、目標を高くもつのはとても良いことですよ。何をするにも、ハリがでますからね。

松本:でも私、英語にまったく自信がありません……。

菊地:その点は大丈夫です。なぜなら、松本さんには音楽がある。音楽は強いですよ。言葉がなくとも通じ合えるし、海外の人とセッションもできますよね。ある男性はギター1本かついで語学留学して、あちらで腕前を披露しながら、現地の人と楽しく交流したそうです。それに、音楽で耳を鍛えている人は、日本人には聞き分けが難しい、日本語と周波数の異なる英語を聞き取りやすく、リスニングに有利といわれているようです。

松本:いいですね、海外の人とセッション、やってみたい。けど、やはりお金のことが心配です。

菊地:実は、1週間からでも留学はできちゃうんです。費用も十数万円から可能です。

松本:そうなんですか!? 留学って、何年も、行くものだと思い込んでいました。それぐらいの費用なら、バイトをちょっと頑張れば行けそうですね。

菊地:社会人になるとなかなかまとまった時間が取れないので、学生のいま、就活が落ち着いたときがチャンスかもしれませんね。アメリカで1週間から留学できる語学学校だと、カリフォルニア州にあるCitrus Collegeの英語研修コース。松本さんにおすすめする理由は、アート系の学問が盛んで、スタジオや音楽設備が充実しているので、地元のプロミュージシャンも学びにくるんです。音楽を通じて、そうした学生との交流も期待できそうですよね。キャンパスはとても広くて設備が整い、野球場、ゴルフの打ちっぱなし、アメフトコートまであるんです。

松本:すごい、アメリカの大学って、スケールが桁違いなんですね……。

菊地:アメリカのコミュニティカレッジには様々な人種の人、社会人や主婦など幅広い年齢の人が在学しています。たとえ短い期間でも、様々な国の感性にふれることは、音楽をする松本さんにとっては得難い人生の糧になるのではないでしょうか。

松本さんの感想

留学する自分を想像できた

留学相談でのお話はどれも新鮮で面白かったです。特に、留学は1週間からできると聞き、「留学=敷居が高い」という固定観念が覆りました。あと、アメリカの大学の様子、音楽を通じた交流の提案など、自分が留学中の姿がはっきりイメージできたのも良かったです。留学が充分実現可能な選択肢に感じられました。

カウンセラーのコメント

留学相談のはじめは時間を割いて、ご相談者の方のお話をじっくりうかがうようにしています。特に、松本さんのように初の留学相談で、留学する意志もまだ固まらない方は、まずはご本人と留学がリンクする「とっかかり」を探ります。そこから留学をする意義、メリットに結びつけていき、ご本人の個性を生かす提案をするよう心がけます。松本さんは音楽が専門でしたが、彼女のように趣味や得意分野を明確にしておくと、英語に自信がなくても満足度の高い留学につながりやすいと思います。

留学相談 2度目は“経験重視”を希望

武井:(カウンセリングシートを見て)へえ、DJされてるんですか? ジャンルは何ですか?

村尾:ハウスミュージックです。プライベートで、週末などに活動してます。高校時代、留学先のアメリカで出会って以来、ずっとはまってて。

武井:いいですね、充実してて。今、大学では何の勉強を?

村尾:マーケティングとメディアです。

武井:2度目の留学には、どんなことを希望していますか?

村尾:語学メインではなく、経験重視。英語で専門分野を学ぶとか、学校外の活動も充実させたいですね。インターンシップにも興味あります。

武井:なるほど。在籍する大学を卒業するつもりであれば、1年ほど休学して、英語研修と大学の授業に参加する「大学聴講」ですね。インターンシップを含むプランもありますよ。

村尾:いいですね、ぜひ、海外で働いてみたいです。

武井:経験重視ならなおのこと、どれだけ日本で英語力が伸ばせるかがカギになりますね。英語力が高いほど、早く仕事をさせてもらえますし、チャレンジできることの選択肢も広いですから。そうそう、村尾さんは、次はどこに留学したいですか?

村尾:次もやっぱり、アメリカですね。前回留学したオリンピアはとても暮らしやすくて、あそこにもう一度住みたいという気持ちもあります。とはいえ、将来は音楽かエンタメ系の仕事に進みたいので、ニューヨークなど大都市の方がいいとは思うんですが……生活費が高いから、費用面で厳しいかと。

武井:あの国はいいですよね! 私もアメリカが長かったので……(しばらくアメリカの魅力の話で盛り上がる)。さて、留学費用ですが、1年の目安は250?300万円です。できるだけ費用を抑えたいなら、物価の安い地方の公立校を選ぶという手もありますが、都会が希望ならば期間を少し短縮するなど、道はあると思いますよ。一度、籍を置く大学の留学制度や奨学金制度を調べてみてはいかがでしょう?

村尾:そうしてみます。ただ、悩みはお金だけじゃない。一番不安なのは将来のことです。今どき留学経験は珍しくないし、何を得たらキャリアにつながり、それをどう表現すれば、就活のアピールになるのかなって。

武井:率直に言って、行っただけで終わった人って、たくさんいます。それって英語の『先』を考えてない人だと思います。かといって、目標を定めたからそれで安心、じゃダメなんですよね。目標は、さらに小さな目標に細分化し、日々できるレベルにまで落とし込み、それをひとつずつクリアしながら歩まないと、到達できないんです。でも、留学って自分とじっくり向き合い、今後を考える貴重な機会じゃないですか? 村尾さんは自分のやりたいことがはっきり見えているし、今からこれだけ真剣に将来を考えているのなら、きっと大丈夫。たとえ1年の留学でも、海外で吸収する感性と、村尾さんの個性がミックスされて、新しいユニークなものが生まれる気がします。

村尾さんの感想

留学の知識も経験もあるけれど、肝心の将来の不安、「これでいいのか?」と、もやもやがありました。そこをカウンセラーさんの口から直接、対面で言われて「ああ、やっぱりそうか」と、すとんと腹に落ちました。ネットに転がる情報より、プロの生の声は胸にささる。心強くぽんと背中を押された感じがしました。

カウンセラーのコメント

留学は人生を左右する可能性もある大切な局面。現実を知っていただくため、時には少々、厳しいお話をすることもありますね。村尾さんも将来など悩みもあるようですが、私が思うに、どこに行こうときっと彼は留学を成功させるでしょう。好きなもの、将来の目標が明確な人は海外ですべきことがぶれにくく、英語修得も早い傾向にあります。「英語を学びたい」そんな希望の先に、どんな夢、目標があるのかを掘り下げていくのが大切。そんな風に皆さんのお手伝いができたらと思います。

武井由美子カウンセラー

アメリカ・セントルイスの大学、大学院で心理学を学ぶ。8年間の渡米生活の後、帰国。専門学校の英語講師を経て留学カウンセラーに。同じ目線で若者を支援したいと願う。