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2018/6/4 Mon.

「自己主張するのは得意ですか・・・?」

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人前で自分の意見や考えをはっきりと伝えるのは得意ですか?どちらかというと苦手と思われている方が多いのではないでしょうか。

島国で共通の認識や価値観を共有する環境(ハイコンテクスト文化)で育った日本人には、自分の意見や考えをはっきり伝える高い「自己表明力」が備わっている人は少ないかもしれません。

一方、移民が多く共通の認識や価値観が異なる欧米の世界(ローコンテクスト文化)では、「自己表明力」が備わっていないと不利な扱いを受けたり、意見がないものと見なされ、生活していくうえで「自己表明力」は必要不可欠なコミュニケーション能力といえます。

しかし「自己表明力」は簡単に身につけられるものではありません。ましてや日本のように講義形式が主体の授業を受けている日本人にとって、習得するのは難しい能力ともいえます。

「自己表明力」を身につけるために必要となるのが、「クリティカル・シンキング」と呼ばれる思考力です。「クリティカル・シンキング」とは与えられた課題について、背景にある様々な観点を考慮し、論理的に考えて、説得力のある答えを導き出す力です。

日本ではあまり馴染みのない「クリティカル・シンキング」ですが、「自己表現力」が必要とされるアメリカの学校教育では、この思考力を身につけるために、小学校高学年から高校まで、自分の意見を相手にしっかり伝える文章表現の「エッセイ」を繰り返し書かせることによって、徹底的にトレーニングするカリキュラムが組まれています。

<アメリカの学校教育における「クリティカルシンキングトレーニング」>
・小学校高学年~中学校:5段落エッセイを徹底的に書く訓練
・高等学校:5段落エッセイを応用して書く訓練

※「5段落エッセイ(Five Paragraph Essay)とは・・・?」
第1段落:考えや意見を述べる
第2~4段落:第1段落の考えや意見の証明
第5段落:第1段落での考えや意見の繰り返し

最近この「クリティカル・シンキング」を日本でも重視する動きがあります。「大学入試センター試験」にかわる試験として現在改革案が検討されている「大学入試共通テスト」(2020年より実施)では、この「クリティカル・シンキング」を重視した入試を検討しているそうです。これから日本でもこの対応策が必要になると思います。

いずれにせよ日本のような「ハイコンテクスト文化」ではない「ローコンテクスト文化」の外国の方々と論争し、協力し合いながら生活していく機会が増えるグローバル社会の日本でも、「クリティカル・シンキングに基づく自己表現力」を修得する必要性が高まることは間違いありません。

「クリティカル・シンキング」やそれを鍛えるための「5段落エッセイ」に関する書籍が日本でも発行されています。これから大学留学や高校留学などを計画されている方は早い段階で読まれることをおすすめします。

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