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海外に留学しました!
  • 社会人
  • ワーキングホリデー

感情や気持ちを、そのまま表現できる。そんな文化に浸ってみたかった

  • 太田 沙希 さん(留学時:会社員・ 歳)
  • カナダ・バンクーバー/2013年7月~
  • SELC カナダ

運と経験で手にしたバリスタの職 きっかけは語学学校の紹介

 私が勤めるカフェの名はTrees Organic Coffee & Roasting House。19世紀開拓時代の雰囲気が残っているレトロな街、ガスタウンの一角にあります。チーズケーキが評判で、私のおすすめはキャラメルウォールナッツ味です。
 ワーホリ1カ月で、カナダ人ばかりの職場に行けたのはラッキーでした。きっかけは、語学学校SELC Canada, Vancouverからカフェのオーナーを紹介され、「日本人女性はマジメに働くと聞いたので、ぜひ」と。8月末は学生が一気にバイトを辞めるので、雇用枠が一時的に空くんです。私は日本でカフェ勤務の経験があり、SELCの選択授業バリスタ・トレーニングコースでコーヒーに関する技術と知識を学んだことも、決め手になりました。
 マシンの操作、サーブは問題ないものの、最近までメモが手放せませんでした。大切なことは忘れないよう、書き留めるためです。日本で働いていた頃のクセですね。メモの中身ですか?ほとんどが常連さんの名前と、特徴です。Mr. John Smith, tall, blond, glassesという感じ。購入したらポイントがたまるカードを店舗で保管しているので、お会計のたびお客様に「ジョン・スミス、ポイントよろしく」と頼まれるんです。そういうわけで、お顔とお名前を憶えるのは必須事項なんですが、これが一番苦労しました。

英語の「世界観」に憧れて 現場で感じるコミュニケーションの違い

 以前、海外や留学にあまり興味がなく、自分には無縁と思っていました。それがなぜ、今ワーホリをしているかといえば、「英語」への憧れですね。もちろん、話せたら便利というのも理由の一つ。でもそれ以上に、英語のもつ「世界観」に強く、惹かれたんです。映画などで触れる英語に、日本語にはない魅力を感じていました。男女も、年齢も、立場も超えてしまう。英語を話す人の醸し出す「空気」って、どこかフランクで、楽しげですよね。
 日本の接客は、お客様の希望を先読みする細やかさ、気づかいが求められます。敬語や言葉遣いにも厳しいルールがあります。そこに長年どっぷりだった私には、英語でのコミュニケーションそのものが「別世界」に思えました。もう少し視野を広げる必要も感じたので、思いきって「英語の世界」に飛び込んでみたんです。
 お金がたくさんあったとしても、私はワーホリを選んだでしょう。旅では物足りず、海外で暮らしてみたかったのと、できる限りネイティブスピーカーの側にいて、働き、そこで英語に触れることが何より大切だったからです。
 実際に働いてみると、日本との違いがよくわかります。カナダのお客様は、私たちサービスの人間を良い気分にさせるのがとても上手。ケーキやコーヒーを席まで運ぶと、”Oh, awesome!” “Looks delicious!”と最高の笑顔を見せ、オーバーなぐらい、感謝や感動を表現してくれるんです。日本の接客は、多くの場合「客対給仕」の範疇を出ませんが、ここではそんな立場の前に、温かな「人と人」の交流を感じます。その心地よい、程よい距離感が、やる気を高めてくれます。日本とカナダ、それぞれに善し悪しがあるでしょう。けれど、感情や気持ちをそのまま素直に口に出せるカナダの文化は、見習いたい、とても良い文化だと感じます。

将来の夢に新たな構想 英語を学ぶモチベーションに

 カナダ生活ももう4カ月。今、残された時間をどう充実させるかを、考え始めました。
 仕事にも、生活にも慣れたけど、楽な状態に甘んじてはいけない。海外で働けば英語はできるようになる、それは甘いと実感します。確かに、接客英語は上達しますが、それ以外のジャンルの話、雑談などは自ら勉強するつもりじゃないとダメですね。この街は便利だし日本人も多いので、一言も英語を話さずに生活できてしまうから。学校は修了しましたが、仕事の合間、外国人向けの無料英会話クラスに通い、ブラッシュアップすることにしました。
 自分はまだまだ。英語にもっと磨きをかけたい。頑張ろうと思えるのは、日本では考える時間もなかった将来の目標が、少しずつ見えてきたから。いつか地元広島で、自分のお店を持ちたい。それなら、英語をおぼえて外国人観光客をターゲットにしたらどうだろう。カフェ、それともB&B(朝食付き簡易宿)がいいかな……ぼんやりだった夢が、具体的な形で見えてきた。こんな風に日々、新しい構想を膨らましているところです。

太田沙希さんプロフィール

広島の修道大学に在学中から、サービス業界で働き、6年のキャリアを積む。うち2年はコーヒーをサーブするバリスタとして働く。

<HISTORY>
・2012年4月:リゾートホテルでレストラン接客
・2013年7月:ワーホリビザでカナダへ、SELC入学
・2013年8月:バンクーバーのTrees Organic Coffee & Roasting Houseでバリスタに

「留学の収穫」

<ネイティブだらけの環境で日々成長を実感>
カフェで働き正味2カ月なので、英語力やスキルが著しく伸びたとはまだ言えませんが、お客さんや同僚との交流を通じて日本とカナダ、接客やコミュニケーションの違いを体感。英語力を伸ばすのに今の自分に足りないこと、将来への気づきも含めれば、日々成長の実感はありますね。

<出発前の英語力と現在の英語力>
「話せたらいいな」と憧れたものの、留学前は英語がむしろ苦手。カナダの学校選びでは小規模、ケアの充実度にこだわった。カフェの同僚は若いネイティブスピーカー。接客英語より彼らの早口な会話のほうが難易度はずっと高く「語学学校の英語とまったく違う……」と愕然。今ではオーダーを不自由なく取り、同僚との雑談にも何とか加われるようになり、特にリスニングの伸びが著しい。

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